AI自動化を試し始めた頃は、「足りない工程」より「追加した工程」が多すぎて止まっていた気がする。
先に結論を書くと、最初に削った方がよかったのは「毎回ゼロから考える工程」「完璧な指示を書く工程」「全部まとめて分析する工程」だった。この3つを減らしてから、やっと小さく回せるようになった。今回は、非エンジニア目線でどこを削ると進みやすくなったかを書いておく。
この記事の位置づけ
- AI自動化の作り方ではなく、作業工程を減らした記録です
- 投稿文やブログ下書きを作る前の「準備しすぎ」を扱います
- 非エンジニアが最初に残す工程、削る工程を分けます
削る前は、丁寧にやるほど遅くなっていた
最初の頃は、ちゃんとやろうとするほど工程が増えていた。毎回テーマを考え直して、頼み方を細かく練って、出力がたまったらまとめて見直す。1つ1つは真面目な工程に見えるけど、全部を乗せると普通に重かった。
しかも、工程が多いわりに前へ進んでいる感覚が薄い。これがいちばんしんどかった。自分に必要だったのは精密な設計より、まず1回通すことだったんだと思う。
最初の作業を紙に書き出すと、かなり多かった。テーマを決める、切り口を決める、投稿文を作る、ブログへ広げる、noteへ転用する、サムネ文言を考える、最後にSNS投稿文も作る。ひとつずつは小さい作業でも、最初から全部を並べると重い。
| 以前の工程 | 審査前に残した工程 | 理由 |
|---|---|---|
| 毎回テーマをゼロから決める | 既存記事の続きから選ぶ | サイト内のつながりを作るため |
| 完璧なプロンプトを書く | たたき台を出してから直す | 最初の作業時間を短くするため |
| SNS投稿文まで同時に作る | ブログ本文と内部リンクを先に決める | AdSense審査ではサイト本文が主役になるため |
| 反応分析まで一気にやる | 公開ページの表示とリンクを確認する | 404や薄い導線を減らすため |
1. 毎回ゼロから考える工程を削った
いちばん先に削ってよかったのはこれだった。毎回まっさらな状態からテーマ、構成、トーンを考えるのは、思った以上に消耗する。
今は、近い記事や過去の投稿を1つ渡して「この温度感で別角度を出して」と頼むことが増えた。それだけで出発点ができるので、止まりにくさがかなり変わった。
たとえば、AI自動化の記事を書くときは「失敗パターン」「削った工程」「残した手作業」を別々にした。似ているように見えるけれど、読者の問いは少し違う。失敗パターンは原因、削った工程は手順、残した手作業は判断場所です。ここを分けると、記事同士の役割も作りやすい。
削ったというより、「ゼロから考える」を「前回の続きから始める」に置き換えた感覚に近い。
2. 完璧な指示を書く工程を削った
前は、最初の1回でうまく伝えようとして、依頼文を何回も書き直していた。でも振り返ると、その時間がかなり長かった。
今は「とりあえず一回出してもらって、違うところだけ直す」方が早いと思っている。完璧な依頼文を作るより、たたき台を見てから「ここをくだけた言い方にして」と返す方が、自分には合っていた。
最初に全部決める工程を削ると、AIとのやり取りが一気に軽くなる。これはかなり大きかった。
実際には、最初の依頼文は短くした。たとえば「この記事をAdSense審査向けに厚くしたい。体験談、表、内部リンクの3つを追加してください」のように、目的と追加したい要素だけを渡す。細かい文体は、出てきたあとに直す方が早かった。
3. 全部まとめて分析する工程を削った
もう1つ削ってよかったのは、一定量たまってから全部分析しようとする工程だった。投稿も記事も、データをまとめてから考えようとすると、その時点で止まりやすい。
今は、反応をざっくり見て「今日はこの切り口が通ったかも」くらいで次へ進むことが多い。大きい分析はあとでやればいい。最初は感触ベースでも、回数が増える方が大事だった。
非エンジニアの運用では、精密な分析より「止まらないこと」の方が先だったんだと思う。
特にAdSense審査前は、数字の分析より公開状態の確認を優先した。記事が読めるか、サイトマップに入っているか、内部リンクからたどれるか。検索流入の分析はあとでもできるけれど、読者がリンクを押して読めない状態は先に直す必要があった。
削らなかった方がよかった工程もある
逆に、削らない方がよかった工程もあった。最終確認、自分の口調チェック、今の流れで出していいかの判断は残した方がうまくいった。
つまり、何でも減らせばいいわけではなかった。削るべきだったのは「前に進みにくくする工程」であって、「自分らしさを守る工程」ではなかった。
| 削ってよかった工程 | 残してよかった工程 |
|---|---|
| 毎回ゼロからテーマを考える | 既存記事とのつながりを確認する |
| 最初から完成形を作る | 導入と結論を自分の言葉で直す |
| 投稿文まで同時に作る | 公開ページのリンクを確認する |
| 反応を細かく分析する | 読者が次に読む記事を用意する |
最初は引き算の方が効いた
AI自動化というと、何を足すかを考えがちだった。でも自分に必要だったのは、足すことより削ることだった。
毎回ゼロから考えない。最初から完璧な指示を目指さない。全部まとめて分析しない。この3つを減らしただけで、かなり進みやすくなった。
今なら、AI自動化を始める前にまず工程を減らします。記事を書くなら本文、導線、公開確認。SNSなら投稿文、保存、手動投稿。最初はこのくらいの単位で十分です。作業が軽くなってから、必要なところだけ自動化すればいいと思っています。
先に失敗パターン全体を見たいならAI自動化で失敗しやすかったパターン3つ、どこを人が残した方がよかったかを見たいならAI自動化で残した方がよかった手作業、作業の段取りから整理したいならAIで作業の段取りを整理する使い方の方がつながりやすいです。
削る工程と残す工程をもう少し具体的に見たい人は、AI自動化で残した方がよかった手作業も合わせて読むとつながりやすいです。


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