AppleがAirPods Pro 3におけるヒアリングヘルス機能の詳細を公開しました。iPhoneやiPadと組み合わせることで、自宅での聴力テストから軽度から中等度の難聴をサポートする補聴器機能、大きな環境音から耳を守る聴覚保護まで、聴覚の健康管理を包括的に行えるようになります。

この記事の要点
- AirPods Pro 3とiPhoneまたはiPadを使い、約5分で科学的に検証された聴力テストを実施可能
- 補聴器機能利用時は最大10時間のバッテリー駆動に対応し、外部音取り込み時の駆動時間が67%向上
- アクティブノイズキャンセリングは最大2倍の周囲ノイズを低減し、H2チップによるリアルタイム処理を搭載
自宅で約5分で完了する聴力テストと補聴機能
AirPods Proの設定画面または「ヘルスケア」アプリから開始できる聴力テストは、純音聴力検査に基づいて設計されています。開始前にイヤーチップのフィット感と周囲のノイズレベルが自動でチェックされ、画面の案内に沿って音が聞こえたら画面をタップする仕組みです。15万件以上の実データと多数のシミュレーションを活用して構築されており、約5分で結果が得られます。
テスト完了後は個別のプロファイルが作成されます。軽度から中等度の難聴と判定された場合は補聴器機能のセットアップへ案内され、会話の聞き取りやすさを高める自動のConversation Boostや周波数ブーストが適用されます。補聴器機能使用時のバッテリー駆動時間は最大10時間となっており、AirPods Pro 3では外部音取り込みモードのバッテリー持ちが1回の充電で67%向上しました。
最大2倍のノイズ低減と日常の耳を保護する機能
リスニング性能においては、AirPods Pro 3に搭載されたアクティブノイズキャンセリングが耳に届く前のバックグラウンドノイズを最大2倍除去します。H2チップによる機械学習を活用し、毎秒48,000回騒音を低減する処理を行うことで、110dBAまでの大音量環境下でも聴覚を保護します。
ライブイベントなどの大音量下では、高ダイナミックレンジのマルチバンドコンプレッサーが音楽の自然な響きを保ちながら耳への負担を抑えます。環境に合わせてノイズコントロールを自動調節する適応型オーディオや、フィット感に応じてリアルタイムに音質を調整するアダプティブEQ、雨音や波の音を流して集中を助けるバックグラウンドサウンドなどの機能も引き続き利用できます。


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